葬儀・供花等のお礼は葬儀後でお疲れになったご遺族にとっては、大変な作業かも知れません。こうしたお礼を電話で行なう場合、親しい関係にない方へは失礼にあたることがありますので、礼状を書くのをお薦めします。葬儀には様々な関係の方々が参列される場合がありますので、心づかいに対する感謝の念が伝わるよう、丁寧に書きたいものです。
■葬儀委員長への礼状
■弔辞奉読者への礼状
■故人がお世話になった方への礼状
■喪主の上司・取引先への参列礼状
■遠方からの参列に対する礼状
■香典がことづけで届いた方への礼状
■弔電の礼状
■お手伝いの方への礼状
■供花・供物の礼状
■故人の所属していた団体への死亡退会の連絡状
謹啓 先般、○○の葬儀の折に、葬儀委員長をお願いいたしましたところ、ご多用中にもかかわらず快くお引き受け下さいましてまことにありがとうございました。わたくしどものために、大切なお時間をお割きくださり、ご懇篤なご配慮を賜わりましたお蔭を持ちまして、亡○○のためにも、最後の面目をほどこすことができました。遺族一同深く感謝申し上げております。これもひとえに、豊かな人生体験をお持ちの上、多くの方々から信頼を寄せられていらっしゃいますあなた様のお人柄の賜物と深く感じ入った次第でございます。今後ともに、わたくしどもをお導き下さいますよう、衷心からお願い申し上げます。末筆ながら、幾久しいご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
敬白
謹啓 ○○の葬儀に際しまして、ご鄭重なるご弔辞を賜わりましてまことにありがとうございました。○○を深くご理解くださっていた貴方様に、心のこもったお別れの言葉を贈っていただきましたことで、立派に○○の生涯最後の一頁を飾る事ができました。わたくしも、貴方様のお言葉に耳を傾けながら、○○の生きてきた歳月にしみじみと思いを馳せておりました。亡き○○も、きっと喜んでくれているに違いありません。どんな苦難の時にも、支え、励ましてくださる知己を持っていた○○は、幸せな生涯であったと思わずにはいられません。これからも、皆様からお寄せいただきましたご厚情と、○○の思い出を大切にして参りたいと存じております。格別なご高配につきまして、重ねて厚く御礼申し上げます。末筆ながら、幾久しいご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
敬白
謹啓 先般、○○の葬儀に際しましては、わざわざお運び下さり、また過分のご配慮を賜わり御礼の申し上げようもございません。○○がいろいろお世話になりましたこと、亡き○○に代わりまして、厚く御礼申し上げます。○○を通じまして貴方様のことは常々、大変お親しい方のように存じておりました。○○亡き後はその思いもひとしおでございます。何卒、御身お大切になさいまして、末永くご健勝にお過ごしなさいますように、心からお祈り致しております。これからも、よろしくご指導ご鞭撻下さいますよう、心よりお願い申し上げます。
敬白
謹啓 先般、○○の葬儀に際しましては、わざわざお運び下さり、ご鄭重なご弔慰を賜わりまして、まことに過分の事と恐縮致しております。わたくしどものために、貴重なお時間をお割き下さいましたことを、厚く御礼申し上げます。お心に掛けていただきまして、亡き○○も喜び、安堵して瞑目することと存じます。諸事行き届かぬことばかりで、失礼も多々あったかとは存じますが、何卒ご寛容のほど、これからも変らぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。なお、末筆ながら益々のご清栄衷心より祈り上げます。
敬白
謹啓 貴家ますますご清祥のこととおよろこび申し上げます。
○○の葬儀には、ご遠路にも拘りませず、貴重なお時間を割いて式場までお運び下さりありがとうございました。ご厚情の程、○○もさぞ喜んでいたことと存じます。その節は、ゆっくりお話しするいとまもなく、まことに行き届かぬことと申し訳なく存じております。取り込みのこととて、何卒ご容赦下さいませ。また当地へお越しになるついでがございましたら、是非お立ち寄り下さいませ。わざわざのご会葬心より御礼申し上げます。
敬白
謹啓 先般、○○の葬儀に際しましては、鄭重なるご香料を、お託け賜わりまして、まことに恐縮いたしております。ご芳志の程、ありがたく○○の霊前に供えさせていただきました。早速、御礼申し上げるべきところ、取り込んでおりましてごあいさつが遅れたことを深くお詫び申し上げます。お陰様にて葬儀も滞りなく終えることができました。今後ともよろしくご交誼賜りますようお願い申し上げます。まずはとり急ぎ御礼まで。
敬白
謹啓 ○○の葬儀に際しまして、早速、ご鄭重なるご弔電をいただきまして、まことにありがとうございました。ご弔慰のお言葉謹んでお受け致し、霊前に供えさせていただきました。お心遣いに感謝申し上げるとともに、○○の生前のご交誼に対し厚く御礼申し上げます。何卒これからもよろしく、ご指導ご鞭撻下さいますようお願い申し上げます。
敬白
拝啓 ○○葬儀の折にはお手伝いを頂き、大変お世話になり、ありがとうございました。お手数を煩わせまして恐縮いたしております。わたくしども家族だけではどうする事もできず、有り難くご厚意に甘えてしまいました。お陰様で、つつがなく葬儀式一切を了えることができました。これもみなお手助け下さいました皆々様の、ご采配あってのことと深く感謝しております。煩雑な事に細かくお気を配っていただき、さぞお疲れだったことと存じます。家族、親戚の皆もみな急なことにて、至らぬところも多かったことと存じますが、何卒ご寛容下さいませ。これからも、何かとお世話になることもあろうかと思いますが、何卒よろしくお願い申し上げます。まずは御礼まで。
敬具
(例1)
拝啓 ○○の葬儀の折には、立派なお供えを賜わりましてまことにありがとう存じました。謹んでお受けいたし、霊前に飾らせていただきました。○○の最後を飾って下さいましたご芳情に心よりお礼申し上げます。お陰様をもちまして、葬儀も滞りなく終えさせて頂きました。格別なご高配につきまして、重ねて厚く御礼申し上げます。末筆ながら、幾久しいご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
敬白
(例2)
拝啓 ○○の葬儀の折には、立派なお供えを賜わりましてまことにありがとう存じました。謹んでお受けいたし、霊前に飾らせていただきました。○○の最後を飾って下さいましたご芳情に心よりお礼申し上げます。お蔭様をもちまして、葬儀も滞りなく終えさせて頂きました。付きましては、葬儀社の方から、別紙の通り代金の請求がありましたので同封致しました。大変恐縮ではございますが、別記銀行口座までお払い込みいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具
拝啓 ○○儀、△歳にて永眠いたしました。生前は、皆様にたいへんお世話になりありがとうございました。皆様方からのご厚情にもかかわらず、残念ながらこの度、不帰の人となってしまいました。この旨、お届けいたしますので、必要な手続きをおとりいただけるようお願い致したく存じます。ご関係の皆様方に、わたくしどもの感謝の気持ちを、是非お伝えいただきたいと存じます。なお、未払いの会費などございましたら、下記へご連絡下さいますようお願い申し上げます。
敬具