五七忌あるいは七七忌の法要がすみましたら、香典をいただいた方に、お返しの品を贈る習慣があります。香典返しに際しましては、お礼状を付けます。お礼状は用件を短くまとめますが、そのなかにも感謝の気持ちが伝わるようにしたいものです。
このたび幣社社長○○○○の逝去に際しましては、さっそくご丁重なご弔詞をいただき、そのうえ過分なご厚志を賜りまして、ご厚情のほど厚くお礼申し上げます。とりあえず謹んでお礼申し上げます。
平成 年 月 日 専務取締役 ○○○○ 喪主 ○○○○
(例:戒名のない形)
謹啓
時下益々御清祥のこととお慶び申し上げます
鎮者先般○○○儀死去の際は御多用中にも不拘御懇篤なる御弔辞並びに御丁重なる御芳志を賜り有難く御礼申し上げます
本日○○日忌に相当りますので内々にて法要相営み供養の御印までに心許りの品拝呈仕りました
何卒御受納下さいますように御願い申し上げます
先ずは略儀乍ら書中を以て謹んで御挨拶申し上げます
敬具
平成○年○月○日
(例:息子の死)
拝啓
その後お元気でおすごしのことと存じます。この度、お忙しい中を息子○○葬儀に際しまして、丁重なご弔辞とともにご香料まで賜りまして、誠にありがたく厚くお礼申し上げます。本日、七七忌にあたり、家族のみでささやかながら法要を営みました。つきましては、供養の印までに心ばかりの品をお送り申し上げます。どうぞお納め下さい。
敬具